C93感想:「那智お母さんの動揺。tre!!」

イベントには行けなかったけど、どうにか入手した一冊。

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C93には参加出来なかった(とゆーか、C92に参加したことしかない)わけですが、地方の同人誌ショップに入荷してました。良い時代になったものです。

せっかく記事を書きやすくしたシステムを組んだことだし、感想など綴ってみることにします。今までは1ツイートで書き切る掟を自分に課していたのですが、ここなら字数無制限だ!


無印、due!!、tre!!

本書は乙津 恵(@kei_ototsu)さんの艦これ同人誌。シリーズ三作目です。

これとは別に「羽黒ちゃんは告白できない!」というシリーズもあって、進展したくてたまらないのに進展しない、甘くてもどかしくてじれったいアノ感じを堪能することができます。

闘いを終えて結婚してお母さんになった那智の日常は、思い描いていた「穏やかで慎ましい暮らし」とは少し違っていて……


みどころ

妙高型の姉妹達も皆結婚して娘をもうけて、そんな親戚達も交えてのどったんばったん大騒ぎほのぼのとした日常。

基本的に「なちちゃん」の天真爛漫さが、クールなようでポンコツな那智お母さんを容赦なく抉っていく感じで、そのポンコツさが逆に愛しくてたまらなくなること請け合い。

ときどき「ゴゴゴゴゴ……」という感じで見られる壊れ表情が楽しいアクセントに。


しあわせは、ここにある。

絵の可愛さは言うまでもなく、とても愛に満ちた幸せな作品です。

それぞれに家庭とあらたしい家族を持った妙高型姉妹達。そのキャラ愛に支えられた造形は、見る者を和ませる癒やしに溢れています。

「私達もすぐしわしわのおばさんになっちゃうんだろうね」という台詞ひとつにも、幸せが詰まっているように感じます。


まとめ

艦これ二次創作といっても、色々な方向性があることを知りました。

史実を丹念に織り交ぜ、鉄風雷火の限りを尽くし、三千世界の烏を殺す。そんなサツバツとした路線もあれば、本書のような愛溢れる幸せな路線もあり。

「いつまでも、しあわせに」暮らしていくであろう、彼女達の未来に幸あれと思わずにはいられない一冊でした。

巻末のクールな那智さんのゲストカットも素敵。



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