2016年度 PC環境更新記

久方ぶりのDIY PC制作記録。今回はDIY水冷に挑戦。

はじめに

現環境の整理とか制作方針とか。

2016年7月までのPC環境。

現在の環境

2016年7月現在、デスクトップPCの環境は次のようになっている。

パーツ型式名称概要
ケースANTEC NINEHUNDRED TWO V3ATX/MicroATX/Mini-ITX
CPUIntel(R) Core(TM) i7-3770 (Ivy Bridge)3.40GHz
マザーボードMSI Z77A-GD65(MS-7751)ATX Intel Z77 rev.04
RAMCENTURY DDR3 PC3-12800 12Gbytes(4096 Mbytes × 3)
VGANVIDIA GeForce GTX 660 Ti (GK104)GDDR5 2GB
電源ENERMAX REVOLUTION87+ ERV550AWT-G80PLUS GOLD 550W
ストレージCrucial CT240BX200SSD1 × 2Intel Raid 0 Volume
光学ドライブLiteon iHAS524DVD SuperMulti
Display #0MDT242WG (Mitsubishi Electronics)24.0 inches 1920 x 1080
Display #1BenQ 241W (BenQ)24.2 inches 1920 x 1200
Display #2PLE430/431 (Idek Iiyama)17.1 inches 1280 x 1024
OSWindows 10 Home

主要部品を最後に更新したのは2012年の春だったと思うが、実は極端に不満のある構成ではない。

Windows10へのアップグレードを期にストレージを更新、SSDのRaid0とすることでシステムドライブを高速化し、体感速度も問題ない(データストレージは外部のファイルサーバが担っている)。

VGAは今となっては苦しい660Tiだが、WoTやWoWs程度であれば普通にプレイ可能。

ただ、細かい不満はやはりある。

メモリ周りの不安

のっけからかなり駄目っぽい問題だが、メモリの調子が思わしくない。ブルースクリーンが根治しないのでMemtst86を一昼夜回してエラーを検出。本来4x4=16GBであったメモリが一枚使えなくなっている。

あとメモリのせいとばかりは断言できないが、WoWsの最中にブルースクリーンで頓死することがたまにある。

ディスプレイの煩雑さと非効率

ディスプレイをHD化したのが確か2007年。その後の増設や買い増しで増えたディスプレイを総動員してマルチディスプレイ環境としている。情報量としては悪くないが、ディスプレイごとの解像度の違いや境界などが煩わしく感じる事も。

物欲

結局はこれである。新しいオモチャが欲しいのである。極端な不満がなくとも、『欲しくなった』ら買い時なのである。

制作方針

用途はまあ、汎用。ゲームもやれば開発もやる。

開発といっても一般的なアプリケーションなので、今日的なスペックであれば、仮想環境のサーバーがいくつか立つことを考慮しておけば用は足りる。

稼働時間は24時間稼働ではないが、一日の大部分を過ごす程度。

さて、情けない話ではあるが、金がない。orz

カード頼みで半年がかりくらいの予算措置になるだろう。

それでも、極力ケチらず行きたいとは思う。後々後を引くような後悔に繋がるくらいなら、一時の金銭的な痛手を避けるべきではない。

「泣こかィ、跳ぼかィ、泣くよかひっ跳べィ」と某薩人マシーンも宣っている。

ただし、ものには限度というものが、ある。

予め宣言しておくが、CPU単体に20万とか50万とかぶち込むのは不可能だ。

「ぼくのかんがえたさいきょうのPC」ではないが、その分「ぼくでもできるPC」として参考になるところもあるだろう。

今回はチャレンジとして、DIY水冷を導入する。

常用で安定稼働することを前提にオーバークロック(以下OC)も行い、パフォーマンスの底上げを図る。

調達方針

主に予算の都合から調達期間が長期に渡りそうなので、部品の調達方針を次の通りとする。

  • 陳腐化の遅いパーツを先行して調達、ストックしておく
  • 陳腐化の早いパーツは調達を先送りし、新製品および価格情報を随時確認
  • MB/CPU/メモリは極力同時期に調達する(初期不良チェックのため)

水冷用のパーツは国内では手に入らないものもあるため、海外通販にも手を出す事になるだろう。

参考資料

サークルUNT2worksさん刊「水冷PC読本」
同人誌ショップではなくPCパーツショップで販売中。

情報収集は大抵ネットでカタが付くとはいえ、そうでないものもある。

特にDIY水冷に関する情報は少ない。そこで今回は、サークルUNT2worksさんの発行している「水冷PC読本」を大いに参考にさせて頂いた。

先人の努力に敬意を表するとともに、代表のKino氏にはメールでの不躾な質問にも快くお答えを頂いたことをこの場を借りて感謝申し上げたい。