Sep.10, 2005

和歌山の地酒「黒牛」をぬる燗で…

[Diary]

…という林水センパイの一言に触発されて買ってきました。和歌山の地酒「黒牛」。

近所に住んでいる身内で酒を嗜むのは少数派なので、今日は某A庁にお勤めの先生と二人で一献。
さて、この「黒牛」、甘すぎず、辛すぎず、清涼感すら感じるような爽やかさが持ち味と思えたので、燗より冷と薦めてくれた酒屋の親父さんの意見を私も支持します。旨い。
二人きりだったので、私にしては珍しく一対一のSLGをプレイしてみました。お題はコマンドマガジンの付録の「征途」。

「征途」はミリタリーマニアには名の知れた佐藤大輔の作品で、レイテの展開を変えることで日本が分断国家となってしまう仮想戦記もの。仮想戦記と言いながらもちょっとSFじみてたり、パロディとブラックユーモアが強烈だったり。一冊完結の書き下ろしを除くと、著作の中で完結した唯一のシリーズでもあります。

ゲームの方は、朝鮮戦争と時を同じくして始まった北日本による南日本侵攻がテーマ。
南日本警察予備隊+国連軍が北の猛攻を耐え、終盤乾坤一擲の上陸作戦によって一気に戦局を覆す、という流れは変わらず、その過程における戦果の奪い合いを主眼とする作戦級ゲーム、といった感じ。

ルールはシンプルなので手軽にやれるだろうということで、「黒牛」片手にルールブックをを読みながら一晩かけてプレイしてみました。
とはいえ、プレイ経験の差は歴然。戦線の張り方から補給補充のやり方まで、必ず何処かに穴を作ってしまう未熟者の悲しさで、戦局はもはや敗色濃厚。終盤の上陸作戦が決まったから最後は辻褄が合ったようなものの、始終圧倒されておりました。反省。

私が育った時代にも場所にもすでにSLGとの接点はなかったわけだけど、こういう一時代を築いた遊びというものの奥の深さにふと思いを致した次第です。

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