Sep.18, 2005

奴等を高く吊るせ

[Diary]

この週末は連休だったので、身内で「道場」と呼ばれる知人宅に集合して遊んでいました。
何で「道場」なのかというと、そこそこの人数が集合できるくらいの部屋を借りているため、合宿所じみた使われ方(これには、年何度か地方から同人誌即売会目当てに上京する連中の宿泊も含まれる)をすることと、道場主が宿泊する人間に駄目アニメやB級映画を夜通し刷り込んでトラウマを作りかねないような洗脳工作を行うことから来ています。過去、何人もがそこで「ステージを上げ」たり「革命を輸出」されていきました。流石は最終解脱者。

そこで、人が集まってボードゲームやカードゲームなどプレイするわけなんですが、人数が多いのでSLGと言うよりはパーティーゲームの延長のような感覚になります。本日のお題は「汝は狼なりや」(活字で見てないので正確ではないかも)。

ある村に人狼がまぎれ込み、毎晩一人ずつ村人を喰っていきます。翌日、村人は相談の上、人狼だと疑わしい村人を一人私刑にかけて殺します。さて、その晩…とくり返し、人狼を全て殺せば村人の勝ち、人狼が村人と同数を占めれば村人を全員喰い殺して人狼の勝ち。
拡張ルールでは、村人の中に特殊能力者が入ったりもします。

ルールは単純ですが、内容がもう抱腹絶倒です。

カードによって割り当てられる配役に関係なく、プレイヤーに対して弾劾する奴続出。「こいつは怪しい」とか「こいつはいつも人を騙すから」とか言って吊るす。特殊能力によって人狼を見破れる「預言者」が必死に「こいつは狼です」村人に訴えると「エセ預言者を吊るせ」と合唱して吊るす。雄弁な村人がいたら「お前口数が多くて怪しい」と吊るし、黙っている村人がいたら「なんか怪しい」と吊るす。挙句の果てには「とりあえず吊っとく」と言って吊るす。そして犠牲は増える。

なんかこー、荒んだ世界の縮図を見ました。

いの一番に私を吊るしたあの連中は、いつか地獄の火の中に投げ込んでやろうと思います。

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