Apr.01, 2006

春スキーは危険がいっぱい

[Diary]

首都圏では花見シーズン真っ盛りというこの週末、突発で誘われるまま春スキーに八海山へ行ってみる。自分の腕ではすっ転んで壊すのがオチなのでカメラ等は持ち込まず。よって写真もありませんが。

通常営業のほぼ最終ということで空いているのはいいんだけど、如何せん雪質は経験したことのないほどに悪い。たっぷりと日光を浴びた南斜面の雪はべったりと固まり、雪面を滑るというよりジェラートの上を転げ回るといった方が近い。滑れば板の下でジャリジャリと音はするし、曲がれば曲がるでつんのめるような抵抗がかかる。

この状況に、借り物の短い板は相性最悪。知人からの借り物に文句言ってはイカンのだけど、てんで身体を支えてくれず、片足に体重を移すとその足がまるごと沈む。先端は事ある度に雪面に突き刺さろうとし、刺さったが最後、そこを支点に100度以上(下りだからね)回転して雪面に叩きつけられるという寸法。叩き付けられたときの衝撃は鈍くて重く、音すら出さずに内蔵まで震盪する。エネルギーが残らず衝撃に化けたような威力は千年不敗の武術の継承者のごとく。しにそう。

これに比喩抜きで群馬エリアの倍くらいある平均斜度がトドメを刺し、結果として文字通りの大回転大会に。迂回路は迂回路で酷使によって形状が変わり、コーナーに刻まれた溝がボブスレーのコースみたいなハーフパイプを形成。これを一体どうしろと。

山頂付近からの眺めを肴に呷るグレンファークラス105カスク・ストレングスは絶品だったけど、疲れたー。

今シーズン最初で最後のスキーにしては締まらなかったけど、思い切り体を使った疲労感はそれなりに心地よく。

ところで、往路時速150km/h前後でバード・ストライクに遭った後輩のナコ助(愛称)はナンバープレートの端が歪んだ上にかつて小鳥さんであったモノがインテークからラジエターにかけて飛散しておりました。むーざんむーざん。

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