Jul.27, 2006

東京卒業

[Diary]

帝都最期の日。

ゴミを捨て、最後に残った掃除用具を宅急便に押し込み、物件の引渡し。

いよいよ身一つとなったところで、最後に行く先は吉祥寺。

たかだか二年ちょっと(しかもブランクあり)の間だけど、多大なるお世話になったお店での最後のひととき。

そして今まさに、東京から飛び立とうとしているところ。

思えば色々あったなぁ。

青春の多大なる割合を占めた趣味を胸に上京し、一生の趣味を抱いて帰郷する、そんな感じか。

当たりのこと前だけど、自分という人間はいなくても地球は回り、この街も動き続ける。かつては自分もその一部で、変わらないと信じていた日常がそこで繰り返され、積み重ねられてきたはずだった。

しかし、それも今日で終わり。祭りのような、夢のような日々の終わり。それは泡沫のごとし。

寂しさ半分、安堵半分。さらば東京。でもまた来るぞ。OBだから。

そういう意味でもまさに卒業です。真夏のロンリー卒業式。

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