Dec.06, 2006

訃報入る。

[Diary]

又聞きながら。

往年、「北のテロリスト」として帝都を恐怖のズンドコに叩き込んでいた、てつさぶろう先生が逝去された由。

その最後期の代表作を掲げる。

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北からの核弾頭(2002/03観測)

彼は、PBMという遊びを通じての仲間あるいは戦友でありました。その類稀なるセンスと毒により、万人を抱腹絶倒させる傍ら、こちらが申し訳なくなるくらいの腰の低さでもって私などのようなロクデナシに接して下さった方でもありました。それでいて単なるネタ好きという枠に留まることなく、笑いと感嘆を両立させていたそのセンスと粋な心配りは、私なんぞが向こう一世紀をかけても追いつく事は叶わぬものです。

元々家族揃って健康には不安があったようで、久しぶりに連絡を取ると色々不幸が起こっていたり、自身もメカがどーとか自虐ギャグのようなブラックユーモアを見舞ってくれていたので、「迂闊に連絡できない」と笑い合ったのがまさかこのような形で幕を引かれるとは。

共に過ごした某社が潰れたとはいえ、また何処かで一緒に遊びたかった。そのための場所がないならば、いずれ作ってみせようとも思っていたのに……。

地理的な制約があったとはいえ、直接お目にかかる機会を永久に喪ってしまったのは痛恨の極み。昔、会社の都合なんか振り捨てて、噛り付いてでも北伐行に同行するのであったと悔やんでも悔やみきれず。

今はただ、北の空に向かって瞑目するのみ。

衷心より、彼の御冥福をお祈り致します。早すぎるよ。

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Comments

From :板東 : 2006年12月07日 06:09

もしかして、『彼』ですか?

想像している人物と違っていれば(よくないけど)いいのですが……PBMをやっていて、北海道で、家族にも云々というと、1人くらいしか思い当たる人物がいないのですよね……。

From :PsyonG : 2006年12月08日 08:09

その答えは、YESである。

未だに信じたくなかったり実感わかなかったりしますが。

From :くらーへ : 2006年12月08日 23:33

早すぎますね。
色々とゲーム中に相談に乗ってもらったことが思い出されます。

本当に残念です。

From :ひやま : 2006年12月09日 02:32

最初聞いた時には例によっての冗談かと思った。
 本当だと解って唖然とした。
 その後に実感が這い上がってきた。
 知己の訃報は何度接しても慣れることがない。

「まさか」「よりによって」と思った。
 昔から不調をネタにしてるような人だったから、却って長生きするに違いない、という根拠のない思いが此方にあったのだろう。

「また、いずれ」と札幌駅で交わした挨拶が今上の別れに。
 本当にいい人でした。迷惑も山ほど掛けました。

ただ溜息しか出ません。
 返せなかった恩には、せめて自分の残り時間を格闘しながら生きる事で僅かでも酬いるほかないと痛感する次第です。