May.15, 2007

ブログと呼ばれたくない!

[Diary]

当サイトは"Web site"と銘打っているんだけれども、どうも自分でも気づかないこだわりがあったらしいことにはたと気付く昨今。

人に「サイトを持っている」とは云うけれど、「ブログやってる」などとは絶対云わない。だから、人に「ブログ見ました」と言われたり「ブログ」という括りで紹介されたりするとものすごい違和感がある(正直に言ってしまうと、相手は全く悪くないと解っていてなお、なんだか気分が悪くなる)。なんでだろ。

突き詰めるならば、そもそも「ブログ」とは何で、自分のやってることがそれとどう違うかということを論証しなければならないわけだが、そいつはちょっと難しい。

そもそも「ブログ」とは何なのか。私にはどーもよく解らないし、明快な定義というものにもちょっとお目にかかれない。その一方で、MovableTypeでごく当たり前にサイトが構築されている以上、外形的には「ブログ」の要件は満たしてしまっているわけで。しかしどうにも嫌だ。気に入らない。

"weblog"だったらまだ妥協の余地がある‡1。「weblog用のシステムでサイトを構築してます」という言い方ならたまにする。‡2ではその短縮形の"blog"なら?うーむ。しかし、もはや和製英語としか思えないカタカナの「ブログ」だけは断じて嫌だ。これだけは我慢ならない。

つまるところ、私にとっての「ブログ」という言葉は、一昔前の「ホームページ(「ホムペ」とか略されたらもう最悪)」と同じ語感がさらに悪いほうに進化を遂げたようなものなのだ。曖昧なくせに「なんとなく」氾濫する浮ついた流行語。元々その手のものが大嫌いなヘソ曲がりの私にとって、そういう安易な言葉で軽々しく括られるというのは莫迦呼ばわりされているに等しいのだろう。でなければここまで不快にはならない。

所詮はマイナー趣味の備忘録、私にとって高邁だの高尚だのという言葉はおよそ縁遠い(高踏的だの衒学的だのといった代物には、「こきゃあがれ、ばっきゃろう」とか思うタチだし)。だがしかし、莫迦呼ばわりだけは我慢ならない。つまりはそういう事なんだな。

結論。

安易な流行語が大嫌いなワタクシとしましては、当サイトのことは極力「ブログ」と呼ばないようにして頂けると嬉しく思います。

……といったところか。

人様に何事かを強制する権利などない以上、こういう意見の表明とお願いが精一杯ということで。もちろん「ブログ」呼ばわりされたからといって怒ったりはしません……たぶん(をぃw)

  • ‡1: 何となく「webに残すlogだからweblogなのか」と思っていたら、「web(ブラウズ)のlogだからweblog」なのだという。なら自分が書いているのはやっぱりweblogではないなぁ。
  • ‡2: もっとも、それはweblog用のシステムのアウトプットが綺麗で独立性が高く、しかもある程度の体系をもって管理できるという点を評価してCMSとして使っているだけで、weblog作成が目的なわけではないのだが。
Here are 0 Comments & 0 Trackbacks