May.21, 2006

サイ○○ソルジャー、出動せよ!

[Diary]

さいたまー!!

昨日の狂騒(とアルコール)の余韻醒めやらぬ日曜日、畏友しんし丼のお誘いで、畏友くらーへ丼やパラノイアN氏と共に、陸上自衛隊大宮駐屯地の創立49周年記念行事を見物に行く事に。

昨日の大雨はどこへやら、ジャケットが邪魔になるほどの五月晴れ。装備展示や露店を冷やかしながらしばし観覧。

銃火器(弾抜きor模擬弾)に触れたりするのは朝霞の広報センターも同じだけど、今回は拳銃(P220)と89式小銃が加わっている。スライド引いてもトリガー引いても良いというから感激。

弾と弾倉が入ってないので重量はエアガンよりも軽く感じるくらいだけど、これはエアガンのほうの出来が良いという話。しかし、材質から来る堅さとシャープさは、玩具のカテゴリでは絶対に越えられない一線の向こう側にある。素晴らしい。

この駐屯地ならではの特徴は、科学学校のお膝元であるために化学戦装備を見る事が出来ること。化学戦というとABCのCなわけだけど、どうも一般の認知が薄い。それが一変したのがカルト宗教による古今例のない攻撃ってのは喜ぶべきなのかどうか。

防護服から探知機まで珍しい装備もあるけれど、一番興味深かったのは、実際にそれを着て任務に当たる当人達の知恵。曰く、

  • 数時間も作業をすれば長靴に音がするほど汗が溜まる。
  • 水分補給にスポーツドリンクは濃すぎるので、さらに割って、塩分を加えて調製している。
  • 作業の勘所は体温を上げない事。一度熱が溜まると少しぐらい水分を加えても廃熱できず、体力が一気に減る。
  • それでもぶっ倒れる隊員は出る。最後はやっぱり根性かも。

カタログでは解らない、実戦的な現場の声。なんか「星のパイロット」シリーズのデュークみたいなベテラン宇宙飛行士の印象が被る。

化学戦のほか、放射線防護ジャケット(サラトガスーツではなく、胴と首と手だけ)や耐火服なんかも。バイザーがグリーンに透けてたのは宇宙服みたいに金が蒸着してあるのだろうか。

さて、本命の訓練展示。今年のお題は「テロリストの掃討」。去年は「某国の弾道ミサイル」とか「某国の工作員」とかいうキーワードだったらしい。自衛隊的に限界を攻めているようなシチュエーションに拍手。

ヘリからのラペリングや、屋上からロープで降下して窓への突入。手前で準備せず、一挙動で飛び込んでたのは意外だったけど、それでも89式はやはり突入戦向きとはいえない。ハーネスで体側に仕舞っていても、突入時には窓の桟に銃口が当たっていたし。SMG支給してあげようよ。

化学防護車や除汚車のデモを経て、特設テント(観覧のため、壁はナイロンの網)に対する突入・掃討へ。いきなり左右の屋上からLMGによる制圧射撃をバリバリと。空砲とはいえ、実に景気良く撃つ。

さてドアを目指す一個班、いきなり黒服のテロリストに縦射を喰らう。それは駄目だろ。

応戦しながら負傷者を後送して仕切り直し。今度は、頭を押さえてからドアハンマーを使って戸を破り、スタングレネードを投げてから突入。スタングレネードは観客をスタンさせないようにか、打ち上げ花火じみた飛翔音の後に爆発。それでも音はデカい。

突入して制圧。「敵、一名を射殺!」と、自衛隊らしからぬストレートなアナウンスに感激。やれば出来るじゃないか。

最後は掃討が進んで逃走した二人組を、背後を絶った隊員1人が押さえるというシナリオ。ここでいきなり格闘戦。ナイフで襲い掛かる最後のテロリストを飛んだり跳ねたり、最後は飛びつき腕拉ぎ逆十字で仕留めるってのはちと演出過剰か。私だったら、テロリストが二丁ナイフで演舞キメ始めて「おおっ」と思わせたところで、おもむろに拳銃を抜いて射殺させる。ハリソン・フォードみたく(笑)。

ともあれ、なんかいつもの自衛隊みたいに妙な遠慮のない、実にくだけた(もちろん真面目だけど)駐屯地で好感が持てました。

ところで、最後に試乗した高機動車の案内をしていた隊員が持っていた、マウントレールにダットサイトを載せ、銃身横にはシュアファイアという、21世紀仕様の64式という逸品に畏友しんし丼釘付け。「欲すィ、触りてぇ」と6回くらい繰り返していた(w

すっかり楽しんだところで出口に向かう道すがら、ふと見やると屋上から何人もの隊員が身を乗り出し、さらにその下を這い回る隊員達。

きっと薬莢の数が合わなかったんだろうな……。

この辺の悲哀はやはり自衛隊だった。イラクで拳銃弾を一発員数つけただけで懲戒処分とか、不憫でなりません。

その後はそのまま大宮まで戻ってまっ昼間から飲んだくれてたり

そんな駄目人間の週末。

Here are 1 Comments & 0 Trackbacks

Comments

From :くらーへ : 2006年05月24日 23:12

先日はお疲れ様でした。
いつもながら自衛隊のサービスのよさには頭が下がりますね。