Jun.12, 2006

ご町内の職人発見!

[Diary]

鬱な気分を引きずりながら、やる気なさげにだらだらと。

そんな無為な一日を過ごしての帰り道。ぶっ潰れた薬局だか美容室だかがあった辺りが妙に明るい。見れば何やらシルバーアクセサリの工房っぽい。何時の間にこんなのできたんだろ、と思ったが、よく考えると幕張送りの時は方向が反対だからもう半年近くこの界隈を通っていないことになる。ご町内ウラシマかよ!

シルバーならばちと思うところがあったので、ふらりと足を踏み入れてみる。

見ればこんなん作ってるよ……( ゚д゚) ホンモノのオフィシャルグッズ。

版元との兼ね合いで全部はUPしてないけど、実際にはこの剣が封入されたガラスの筒を組み込んだ、シルバーのクロスになっている(紅玉も入っている)。まだ発表されてない全体像が目の前にあるわけで。

聞けば店主のHashimoto氏は知る人ぞ知るシルバーアクセサリ職人なのだとか。実家が硝子工場だったのが縁でアクセサリとガラスの融合を思いつき、様々な内容物を封入したガラスを組み込んだアクセサリを創っている由。ただ、それまでの工房があまりに解りにくい場所だったので「遠来のお客さんに申し訳ない」とこの通りに出てきたのだという。

一言でガラスと言ってもこの形にするには様々なノウハウが必要。石を封入する液体は無害なものでなければならないし、封じる際の熱で沸騰させないようにする工夫も必要。ガラス自体も特殊な仕様で、交通事故にでも遭わなければまず壊れないとか。この技術は他にない"Only One"のもので、他では作れない物(贋作が出るほど)だという。

うーん、こりゃ大したものだ。カジュアル志向ということで、ハンドクラフトであることを考えれば値段はかなり控え目と言っていい。余裕が出来たらぜひ一つ頂こうと思って辞去。

なんか、鬱だとか何とか、もうどうでも良くなってきた。私にとっては『良い物』を見るのが一番の保養になるのかもしれないなぁ。うん。

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