Jun.22, 2006

古の時計。

[Diary]

先日第一号を購入した古の時計。思い切って定期購読してみた分が届きました。

book.jpg
定期購読頼んだら二号まとめてお届け。

クレジットカード払いにしたものの、「只今、私どもの都合によりコンピューターシステムの開発が間に合っておりません。お手数ですが付属の振込用紙でお支払い下さい」というお知らせが同封されていたのが地域限定クオリティ?(;´Д`)

9/25追記:全国販売が始まった頃からカードは使えるようになった模様。

さて、肝心の紙面の内容は、写真が綺麗なのはいいんだけど、初回に比べるとちょっとツッコミが浅い気がしないでもない。それ以前に、根本的にボリュームが不足しているのが痛いところ。せめて倍くらいのボリュームがあっても罰は当たらないんだけど…。クロックは今まで殆ど省みていなかったのでちょっと勉強になったかも。

オマケの時計には、特に言う事はなし。そういえば、デミハンター(ハーフハンター)をナポレオンケースと呼ぶいわくって激しく俗説だった気がしたんだが、ソースは何処だったろうか。

ぐぐる先生に聞いてみると、自分のサイトが引っかかる罠。orz

さて、今回はオマケ以外にも特典が。チェーンと機械式懐中時計。機械式ですよ奥さん!

チェーンは金メッキにロジウムメッキ。形だけはアンティーク風になるよう努力した跡が見られるものの、それ以上のものではないので、さておき。

http://www.marchrabbits.com/uploads/2006/06/novelty_overview-thumb.jpg
定期購読特典の懐中時計。
機械式だがMADE IN CHINA。

懐中時計はハンターケース仕様。現在風のスケルトンって奴で、ムーブメントが見えたりします。でも添付の紙に"MADE IN CHINA"って書いてある…(;´Д`)

http://www.marchrabbits.com/uploads/2006/06/novelty_back-thumb.jpg
裏側もデミハンター風の窓付き。

裏側からもムーブメントが見られます。スケルトンだから。

……あれ、これがテンプで、輪列がこうでこうで…。なんか窓からムーブメントが全部見えてるような気がするんですが。

http://www.marchrabbits.com/uploads/2006/06/novelty_movement-thumb.jpg
そういうオチかよ!

うわあああぁぁん、やっぱりそうだったァァァン!ヽ(`Д´)ノ

思わずスモーキー化してしまいましたが、つまりこいつも腕時計用ということなのでしょう。中国製らしく、機種が解るような手掛かりもなく。そもそも機種なんかあるのか。でも、腕時計用にしてはハック機構も付いていない怪しげな機械です。

ETAの6497-1辺りでいいから、真っ当な機械入れといて下さい。特典なんだから……(涙。今度道具を買ったときにバラして遊ぶくらいしか用途を思いつかん。

http://www.marchrabbits.com/uploads/2006/06/novelty_movement2-thumb.jpg
少しでも高級感を演出してみようと空しい努力。

とりあえずもう少し買ってみるけど、まだ増えるんだよな、オマケ……(汗

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Comments

From :はりけん : 2006年09月25日 00:37

初めまして!
”古の時計”でググッたらこちらに来ました。

おまけの機械式が気になってたのですがこちらでどんな物かわかりました、ありがとうございます。

因みに、こちらに来る前に下の物を注文しました・・・

http://store.yahoo.co.jp/hammer/brown-bk.html

中身いっしょ(泣
文字盤見やすそうで良しとします。

From :PsyonG : 2006年09月27日 00:19

はりけん さん、初めまして。

確かに、「古の時計」をキーワードにするとかなり上位に出るようになっていますね。ただ、本そのものの解説は別のエントリなので(タイトルがそのものズバリだったから、こちらが上位にランクされたらしい)、リンク等を若干補いました。

オマケ…もとい特典については、まあこういうことで(笑)

参考になりましたら幸いです。

From :でぶすけ : 2006年10月01日 14:53

はじめまして。でぶすけと申します。

おまけの時計が来て、違和感があったのでなんでかなと見ると竜頭の下がIII・・・・
こちらの写真ではちゃんとXII・・・

森の番人も有蓋はいいけどあかないんですが・・。

問い合わせると、竜頭の下をIIIで作成したとの回答。

こちらの写真を見てたので、速攻で解約しました。
ちなみに教訓の時計も不良品で返金。

あたりが悪いだけなのか、その程度の品質と割り切るべきなのか、微妙ですね。

From :PsyonG : 2006年10月02日 19:01

でぶすけ さん、初めまして。

「古の時計」と銘打っているのでアンティークの世界を基準にしますが、ハンターケース(蓋付き)の時計では、本来龍頭位置のインデックスはIIIです。スモールセコンド(秒針が中心にないもの)の場合は特に。

つまり、実は当記事のサンプルの方が変ということなのですが、中三針の場合はこの辺結構曖昧というかいい加減というか。私もあまり深く突っ込む気は起きませんでした(機械も機械だし)。

いよいよとなれば文字盤を回転させればいいやと思って再度バラしてみたら、文字盤がムーブメントに直接接着してありました(;´Д`)。面倒なので修正はパス。

その他のオマケも含めて実用はしていないので断言は出来ませんが、日常の使用、特に身につけての使用には問題があるかもしれません。メッキがどれくらい保つか不明なのと、接着剤で留めたりプラスチックを嵌めこんだりしただけの組み立て部分が日常使いの振動や衝撃に耐えられるかちと疑問、という印象を受けますので。

各時代の様式を解説する記事と連動しているので企画としては見るべきところもありますが、ムーブメントの制約上スモールセコンドが使えないため、「古の」時計の様式解説としては中途半端になるというのがちと痛いところです。

あからさまな不良品は問題外ですが、質としては「値段相応」というところだと思います。

しかし、これをきっかけに「本物の」時計に興味を持ってくださる方がいればいいな、と思います。当サイトがそのきっかけを生かす二段ロケットになる……といいんだけどなぁ(笑)