Feb.04, 2007

もう二ヶ月以上前の話

[Diary]

すみませんすっかり忘れてましたすみません。

この前東京に行った時に懐中時計好きの有志によるお茶会を催したのでした。


各自色々持ち寄るので今回も大変なことに。

色々な方が持ち寄った懐中時計が群れています。壮観。

今回はその中から、円蔵さん所蔵のJULES JURGENSENというコペンハーゲン産の時計をご紹介させて頂きます。…といっても、メーカーの情報よく解らないので(プライスガイドにメモ程度はあった)、とりあえず現物の持つ説得力に頼ってみます(笑)。

今回一等格好良かったと思うJULES JURGENSEN。
不動ムーブメントからのフルレストアで、ケースも文字盤もフルスクラッチ。
実はあのケースの原型はこれ。シルバーの角棒をロウ付けした状態。
これを棒に通して叩いて大雑把に成型。
旋盤で仕上げるとこの仕上がり。この後さらにペンダントやベゼルが取り付けられていく。
巻き止めもきっちり付いている。造りの良い機械。

たとえ良く解らなくても、良い機械というのは見るだけでもそれと解る…ような気がします。大枚はたいてレストアする踏ん切りをつけるのは大変だったと思いますが、その成果は素晴らしいの一言で、見せて頂くだけの私などにはただただ眼福。

その御礼になるかどうかは解りませんが、たまたまレストア中の工房に寄った折に撮らせて頂いていたスナップが発掘できたので、参考までにご紹介します。原材料からハンドクラフトであそこまで仕上げるというんだから大したものです。もちろん、機械も完全にレストアされていて実用充分だとか。素晴らしい。

これ以外にも「何でこんなもんがゴロゴロしとるのかね?」と小一時間ばかり問い詰めたいようなものもあったのですが、いい加減写真の整理が大変なので、露骨なピンボケや露出オーバーだけ落としたものをアーカイブとして二月一杯くらいの期間限定で置いておきます。興味のある方はどうぞ。

ただ、撮影については装備とか以前にちょっと撮り方考えたほうがいいかもなぁ。もう撮影専門の流れ作業を組むくらいのつもりで一気に片付けた方がいいかもしれない。でもそれやると観賞や歓談のヒマがなくなるから手分けも必要だなぁ。

ともあれ、来月にでもまたやりますんで、ご参加頂いた方にはこれに懲りずまたお越し頂ければ幸いです。もちろん、前回を逃した方、新たに興味を持たれた方も歓迎致します。

というわけで、二ヶ月遅れの報告でした。

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Comments

From :円蔵 : 2007年02月11日 18:50

画像いただきました。ありがとうございました。

「うお、このシリーズVIIすげーいい!」とか思ってよく見たら私のでした。写真映りが見事すぎてはづかしいですw