Mar.30, 2009

物欲のMAKE DOG

[Diary]

こんなもん買っちまった…orz

TypeP
あーあ、買っちゃった……

何でって云われるとやっぱ物欲なんだよなぁ。持ち歩き用にはS101があるにはあったわけで。色が黒でないのはなんかそういう気分だったから。どうせ宝石モチーフのカラーバリエーションを展開するならサファイアブルーが欲しかった。

店頭モデルは問題外なのでソニースタイル通販にて仕った。スペックは前に検討した時の通り。SSDを128GBにすると納期が10日ばかり繰り上ると出たのだが、64GBの容量差で25000円の価格差を正当化するには至らなかった。

ともあれブツが届いたので一晩かけて調教。有り体に云えばXP化。

発売日に飛びついた訳ではないので既に情報の蓄積は実用上十分。途中インストールがコケたのはなんか熱暴走っぽい気がしなくもないが、大体の環境構築を完了。WANとかGPSかワンセグとか面倒なデバイスは最初からオミットしているので至極まっとうなPCとして稼働を開始している。

あまりヘビーなチューンに走るのも面倒なので、XP入れたらあとはドキュメントフォルダをMS Pro HG Duo(GB単価がSDHCと比べると馬鹿げたレベルになってしまいorz)に移動し、RAMの512MBをRAMディスクに割り当ててキャッシュとテンポラリをこっちに振り替えたくらい。

で、レビューがてらに電車やバスでこれ打ってる。

とにかく物理的に軽く、PCとしての取り回しの良さは別次元。

サイズ的にPDAの親玉がもう少しグレードアップした程度なので、座席はもちろん、頑張れば立って使うのも不可能ではない。膝上で使う際もサブノート級だと注意しないと肘が横に張り出してくるのだが、そうした窮屈さが大分軽減されている。

ただし、膝に乗せてふんぞり返ると視距離がちと離れ気味に。とにかくドットピッチが猛烈に細かいので、視距離が30cmを超えるあたりから乗数的に見辛さが増していく。眼鏡にはとんと縁がない私でも推奨視距離は20~25cmあたり。その代償として得た表示領域の広さは流石といったところで、ウィンドウを並べて使う時に威力を発揮する。

コンセプトの根幹でもあるキーボードはひとまず及第点。サイズに比して、と但し書きを付けるならば破格とも言える。ストロークが浅くて腰の弱いぺなぺなしたタッチではあるが、なんかMacBookで慣れちまったという話もあり。ちなみに英字キーボードでカナ打ちする計画は追加費用と見栄のバランスが取れずあえなく断念w

実装面積がこれで済むデバイスが他にはなく、ドットピッチを考えればタッチパネル化も現実味がない以上、ポインタの使いにくさはもう観念するしかない。プッシュクリックのような余計な機能さえ切ってしまえばまあ何とか我慢できないこともないし、いよいよとなればマウスでも何でも繋ぐし。

体感上のパフォーマンスはXP化のおかげで実に快適。あまり高負荷なことはしていないが、使っていてストレスを感じたことはない。ハードウェアの再生支援に拘らなくとも(どのみち効く局面が限定されすぎていて当てにならない)、ニコ動程度なら問題ない。

まあVistaはリカバリディスク作るまでの小一時間しか起動していないので比較はちと難しい(検討する気もなかった)のだが、UACを引き合いに出すまでもなく、とにかくいちいち無駄が多くて鬱陶しかった。半透明のGUIをふにふにしたいだけなら×箱でも立ち上げればいい。

Atom ZのパフォーマンスはBanias世代のPentium Mと比較してクロック換算で5:8程度といわれる。となると、Z540(1.86GHz)のパフォーマンスはBanias換算で約1.16Ghzといったところ。チップセットに相当するUS15Wのパフォーマンスなども足をを引っ張るので単純計算はできないが、なんだかんだ云って4~5年前のB5サブノート程度のポテンシャルはある訳で、かつてそこに全てをぶち込んで動き回っていたことを考えればサイズ:パフォーマンス比は破格と言っていい。そうした素性の良さを台無しにしている戦犯がVistaであることは今更云うまでもないが。

Vistaもクリーンインストールすると大分マシになるという話もあるのだが、

  • それでも程度問題に過ぎない
  • クリーンインストールにかかる手間がXP化と大差ない
  • 学生時代にアカデミック価格で手に入れたはいいが年ごとのお布施が払えずにバージョンアップが止まったままの大物ソフトなど、高度に政治的な要求w

…などなど、得失を考えるとVistaは失点があまりに多い割に利点がほとんどない(パワーマネジメントが多少細かく出来る程度)。これでは選択肢にVistaが残る道理がない。

Windows7の正式サポートはこの先注視すべきトピックかもしれないが、XPを捨てさせるには余程のインパクトが必要になるだろう。

XP化で唯一痛いのはパワーマネジメント関連で、容量の小さいバッテリをちまちま使うにはやはりちと大雑把なのは否めない。通常バッテリでは通勤の往復でほぼ使い切り。高速バスでの長距離移動を考えるといずれ大容量バッテリの買い足しが必要になるだろう。

あと、糞遅い芋を塩漬け(解約すると金がかかるので最低金額だけ払って封印)にする決定をしたので移動体通信に難が出ているのがちと困るところではある。禿Phoneでテザリングが出来れば実にスマートに解決するのだが、禿がテザリングを実現する可能性は極めて低いと専らの噂なのでどうしたものか。次世代PHSもまだ先だしなぁ。

移動コンピューティング環境の進化によってちょっとでもネタ書きの頻度が上がればいいのだが。最後は気力の問題か?

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